川の照り

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

湖畔でキッチュ

f:id:guangtailang:20170906095049j:plainf:id:guangtailang:20170906094921j:plainf:id:guangtailang:20170908171816j:plain2016年5月、北佐久郡立科町女神湖。湖面標高1,540m。元は赤沼という溜池だった。蓼科山の別名にちなんで女神湖と名付けられたという。先行して開発された附近の白樺湖と比べると俗化されていないし、規模が小さいので静かな湖だ。

Hさんと高原の朝の散歩をした。30分やそこらで湖畔を1周でき、朝食前のいい運動になった。研ぎ澄まされた湖面。空気はもう素晴らしく良い。このまま2周でも8周でもしたい。毎朝散歩したい。ホテルの部屋も長期滞在客用にちゃんとしたキッチンがあったっけ。まあ、今の私の環境では叶わぬ夢だが。

俗化と言うけれども、きみはそういう場所は嫌いなんだな、と言われれば、いや、実はそこまで嫌いでもないんです、と答える。人の手がどんどん入って観光開発が為され、挙句キッチュ化したようなスポットにも一定の魅力は感じる(B級スポット、珍スポット等)。人間は風俗のなかに生きるものなので。

天知茂明智小五郎でお馴染みのTVドラマ「江戸川乱歩の美女シリーズ」第19作、「湖底の美女」(1982)は白樺湖レイクサイドホテル山幸閣を舞台に繰り広げられるが、これがキッチュで素敵な湖畔の物語である。ホテルは今でも存在する。