川の照り

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

北関東

大吊橋

3日。常磐道も大分渋滞して、竜神大吊橋に着いたのはちょうど昼時だった。目当ての蕎麦屋が休業で、仕方ないから橋の袂、第1駐車場のあたりに出ている露店で何か食おうと見廻すと、奥に「ピザ」の文字が読めたので、その方に寄っていった。 プレハブの建物と…

萩原朔太郎文学館

しれっと前橋文学館に至る。今回で3回目か4回目。2016年に萩原朔太郎の孫、萩原朔美氏が館長となってからは初めて。朔美氏は現在70いくつだが、私が大学時代に所属した学科の教授だった当時は年齢的に脂が乗っていたのだと思う。ただ、この人の講義を聴いた…

ぶどう団地

予報ではぐずついた天気になりそうだったのだが、カーテンを開けてみると晴れていた。藪塚の気持ちよい朝。 ぶどう狩りに行く途中、当初から予定に入れていた足利市(14万7千人)の鑁阿寺(ばんなじ)、足利学校に立ち寄る。渡良瀬川を渡っている時、川面や…

藪塚の一夜

太田市藪塚のジャパンスネークセンター。個人的には3回目、Hさんは初めて。彼女が蛇好きであろうはずもないのだが、杭州西湖には白蛇伝、妹の家の裏山には洗澡する蟒蛇の奇譚が伝わり、蛇に馴染みはあるらしいので、白い蛇も大蛇もいて見る価値あるよと誘っ…

海の色

舟山群島一帯の海はコーヒー牛乳色だったが、はて、私の好きなあすこの海の色はどんな風だったか、もう一度確かめてみよう。晴れた日曜日にそんなことを思った。すでに35度はありそうな昼過ぎ。新しい町の祭りを横目に川を渡り、常磐道に上る。高速を下りて…

日立大甕から常陸大宮へ

気がついたら、日立南部の大みか町にいた。この「みか」は甕と書く難読地名なのでひらがなにしたのだろうけど、駅名はちゃんと大甕駅である。行ってみると、駅前を大々的に工事していたので写真は撮らず。山口百恵・三浦友和の『天使を誘惑』(藤田敏八監督/…

行先変更

当初、埼玉の日高市にあるサイボクハムに行く予定だったが、日曜日の早朝、まだ仰臥している状態のHさんが、今日はあの肉の専門店には行きません、と言い出した。オート三輪が路辺の石に乗り上げて転倒し、腰を痛めて入院中の母を見舞いに、私はもうすぐ中…

茨城県フラワーパーク

常磐道守谷SA。午前10時。ここで朝飯を食う。長岡の米を使用と謳っているフードコートの店できすと天ぷら丼。3尾もきすが入っている。Hさんがそんなにきすは要らぬと1尾寄越す。座った場所がちょうどエアコンの吹出し口の真下で、むやみに冷風が流れてくる。…

光ってみえるもの

けっこう長い付き合いのある土浦在住の保険外交員N氏と今朝も少し茨城の話になった。汗をかきかき、白の開襟シャツであらわれた彼は、この暑い日に私がブレザーを着てネクタイを締めているのを、持ち前の大きい声で快活に指摘した。実際、これは私の癖とい…

水海道

関東鉄道常総線水海道駅。朝方、身内の面倒なやりとりに巻き込まれて、ライン上でがちゃがちゃやった。当人同士であるふたりはすでに外出しているのだが、おれは塞いだ気分のまま、部屋の床に仰臥していた。ヴェランダ越しに輝く雲を浮かべた爽やかな空が見…

無人駅のポップな駅名標

無人駅のポップな駅名標。ここからちょっと北上すればひたち海浜公園があって、そろそろ例のネモフィラが咲き始めているだろう。南下すれば大洗がある。東はすぐに太平洋だが、西へ向けば水戸がある。阿字ヶ浦駅の所在するひたちなか市は人口15万6千。水戸、…

残雪

3月下旬でも東京に雪は降る。花冷えとか三寒四温の言葉もあるし。後者は元々中国東北部とか朝鮮半島の冬季の表現なんですって。 2006年5月21日の野反湖。まだ残雪がある。ここに至る国道405号の冬季閉鎖解除が4月下旬とからしい。俗化されていない標高1,500m…

ステーション

新潟市秋葉区。東京で知り合った女性の実家最寄り駅。彼女は池袋〜新潟の高速バスをよく利用すると言っていた。 長野市松代町。佐久間象山記念館に行った時。Wikipediaで調べたら、現在は廃駅らしい。 松阪市京町および京町一区。「まつさか」と濁らない。大…

筑波山

朝は雲の多い天気だったから、茨城のお魚市場でも行ってあんこう鍋を食べようと思っていた。が、クルマをとりに行っているあいだに太陽が顔をのぞかせ、青空がひろがってきた。それで筑波山へ昇ろうと考えを変えた。 単純にケーブルカーに乗りたい気持ちがあ…

正月のライオン

東武動物公園。お天気はいいのだが、平野を吹き抜けるからっ風が肌に刺さる。日没後のイルミネーションを目的に来たHさんは早くも寒さに耐えられない。今からこんなに冷たいのであれば、夜は凍えることになるだろう。そう言って、動物もろくすっぽ見ずに、暗…

楽山園

群馬県甘楽郡甘楽町、国指定名勝楽山園(らくさんえん)は「江戸時代初期に織田氏によって造られた小幡藩邸の庭園です」(パンフレットより抜粋)。名前は、論語の「知者ハ水ヲ楽シミ、仁者ハ山ヲ楽シム」の故事から採られたと言われています。観覧料300円(…

ジャパンスネークセンター

群馬県太田市やぶ塚温泉郷にあるジャパンスネークセンター(一般財団法人 日本蛇族学術研究所)。この度、2度目の訪問である。前回は2014年9月23日に来ている。まだ暑い時期だったので、3~5枚目の熱帯蛇類温室でボアコンストリクターを首に巻いて写真を撮っ…

館林 ~誇る文豪 田山花袋(上毛かるた)~

田山花袋は栃木県邑楽郡館林町で生まれた。のっけから、あれ、館林って栃木だったんだと思う。Wikipediaによると、越境合併で現在の群馬県館林市(人口75000余)になったという。「つる舞う形の群馬県」(上毛かるた)でいうつるの頭の部分。また、夏場は摂…

前橋 詩人の声

この文章は6年くらい前に書いて、なぜだか業界の支部報に載せてもらった。今読むと書き直したい箇所が目立ち、またもリライトを試みた。現在、萩原朔太郎の「乃木坂倶楽部」朗読は国会図書館のデジタルコレクションで聴けるので、いちばん下にリンクを貼った…

深谷

2009年11月21日、人口14万余の深谷、駅の威容。東京駅の赤煉瓦駅舎を建造する際、深谷の煉瓦を使ったので、それに因んで東京駅(丸の内口)を模したデザイン。コンクリート壁の上に煉瓦を貼りつけてある。 郷土の偉人、渋沢栄一の「中の家(なかんち)」。血…

おはよう、高崎

高崎市役所21階展望ロビー。高崎は全国でも屈指の交通の要衝である。日本で唯一のハーゲンダッツ製造工場が高崎にあるのもその利便性ゆえだろう。鉄道網、高速道路網とも非常に発達している。新幹線に乗れば東京圏、北信越へ簡単に行けるし、高速道路を使え…

石切場跡にて

2014年9月23日、群馬県太田市藪塚、石切場跡。静まり返った切通しの小径を、岩肌に木洩れ日が当たってきれいだなあと思いながら奥に向かって歩いていると、ふいに気配を感じ、足もとに視線を移せば、細い、若そうな蛇がしゅるしゅると横切るところだった。さ…

県北

日立駅海岸口。ガラス張りのシーバーズカフェも今日の天気では… と入らなかった。帰り道、道の駅ひたちおおたに寄る。去年7月にオープンしたばかりで外観も内装も見るからに新しい。例によってHさんがカゴいっぱいに野菜を買う。シャインマスカットと巨峰の…

ヴァルカン像

奥日立きららの里。日本一長いすべり台を謳う「わくわくスライダー」(サマーボブスレー)を楽しむ。全長1188m(うち311mはゴールからスタート地点へのワイヤー牽引)。服務員によると、二番目に長いのも茨城にあって、石岡のフラワーパークのものだという。…

牛久大仏

牛久といえば、大仏。全高120ⅿ。1992年12月完成。螺髪1個あたりの重量200kg。のっぺりした平野を走る車窓から、遠目にあるなみえるな、と思う。『下妻物語』(2004)のクライマックス、ヤンキー同士の決斗の場面でもその偉容を見せていた。しかし行ったこと…

霞ヶ浦

かすみがうら市に梨狩りに来る。梨の生産は千葉、茨城、栃木で大半を占めているからして、家から車で1時間も走れば生産地まで行ける。幸水がみずみずしく甘かった。他の品種はまだちょっと早かったかな。そこから霞ヶ浦の北側を廻って鉾田市の鹿島灘海浜公園…

こんにちは愛しき大地

霞ヶ浦環境科学センター。施設自体はそんなに面白いものではないが、小高い場所から光る霞ヶ浦を望むことができる。交通便は悪いのでバスかタクシー、自家用車で行くことになる。 港公園展望塔(52m)。施設自体はそんなに面白いものではないが、高い場所か…

ミサイル

つくば市国土地理院。地球ひろば。 北朝鮮が本日午前5時57分頃、平壌近郊の順安(スナン)から弾道ミサイルを発射した。ミサイルは午前6時6分頃に北海道上空を通過、12分に襟裳岬東方1180キロの太平洋上に落下した。飛行距離2700キロ。 Jアラートの警報が鳴…

野反湖

2013年9月29日、野反湖。山道をうねうね上っていくと急に視界がひらけ、この景色である。ダム湖(人造湖)だが、全然俗化されていないとても静かな湖だ。私は最初、絲山秋子の小説に出てきて知ったのだったか。 帰りに軽井沢のピザ屋に寄った際、野反湖へ行…

曲げ反り

霞ヶ浦、帆曳船。今は完全に観光用だが、明治から昭和40年代まで実際に漁をしていたという。風を受けて帆が曲げ反る姿は見映えがする。 土浦港からクルーズ船が2種類出ていて、私はホワイトアイリスというやつに乗ったのだったかな。帆曳船が出る時間まで待…