川、照り映え

隅田川沿いに住む壮年が綴る身辺雑記

批難

今朝、玄関のドアを開けた瞬間、熱気を含んだ風に纏わりつかれて、中庭には光が降り注ぎ、東京、梅雨明けた!?と感覚した。まだ6月だのに。水不足が憂慮されるな。 門外漢ながら。昨晩の日本対ポーランド戦の後半残り10分強の緩慢且つ消極的なプレーに、海…

極東で禿げる。

1箇月前倒しの気候とも言われているが、湿気を含んだ強風に髪をなぶられながら、おれは去年の夏に行った飯田の天竜舟下りを思い出していた。あの時、安曇野滞在中はどしゃぶりの雨だったが、高速をしばらく走っているうちに雨は止み、伊那の辺りからは青空の…

情緒

早起きしたHさんがスマホで中国のポップスを流しながら家事などしていて、僕はとろんとしつつ寝床でそれを聴きながら、いいなと思うことがある。こういうのが中華系の「情緒」なんだよなあ、と。ジャ・ジャンク―の映画なんかでも台湾や香港のポップスが巧み…

場違い

雨上がりの上野を歩き、中国料理店へ。ここでHさんの仕事仲間Lさんと待ち合わせ。3人で昼飯。Lさんは常連らしく、彼女がささっと注文して、出てきたものを食べる。長春出身で標準的な普通話を喋り、また鈴を転がすような声なので、個人的にびんびんくる。 辣…